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洗髪の時間と手順

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 前回は、洗髪時の温度について触れました。となれば、次は洗いの時間について気になるところ。それぞれの手順と、どのくらいの時間が目安なのでしょうか?

 

髪を洗うまでの手順?

 髪を洗う前にブラッシングをして、余計な汚れは落としてから、と言われていますよね。実際、小さな埃やゴミなどはシャンプーの泡立ちを悪くするので、シャンプーの量を節約したい方には必要かも。シャンプーの付け過ぎによる、洗い残しなども防げますから。また、髪の絡まりをほぐすことで、シャンプー時において髪への余計な負担を減らすこともできます。さらに、頭皮への刺激による血行促進や、固まった皮脂などの汚れを落としやすくする効果も。濡れた状態でのブラッシングはキューティクルを痛めるので、極力しないように。

 

 ブラッシングは毛先の丸い、少しソフトな当たりのものがオススメです。パドルブラシとか。ただ、ブラッシング時に起きる静電気は髪を傷める可能性があるので、静電気を極力起こさない材質(取手が木製とか)を選んだ方が良いですね。出回っているのは、ナイロン素材などのプラスチック製のものがほとんどだと思いますが…。ナイロン素材はというと、ストッキング等でおなじみ。冬場は特に静電気が起きやすいです。

 

 ブラシ類の参考までに。  https://my-best.com/2028

 

 さて、ここまで読んでいただきましたが、少し考えてみましょう。本当に、洗髪前の「ブラッシング」は、必要ですか?

 

 え? …多分ですが、髪を洗う前にほとんどの方は「ブラッシング」、していないですよね…? …

 

 さて、何を言いたいかと言うと、そもそもブラッシングする「必要のある人」とは?ですね。おそらく、髪の長い、そして髪質を気にしている女性にしか当てはまらない…?まぁ、髪を洗う前のブラシを用意して、通常のブラシと分けて使う人は、ほとんどいませんよね。ブラシの清潔さを保つには、別々のブラシを用意するとか。汚れたブラシを洗ったりするなど、日頃からのお手入れを考えると、そちらの方が面倒だし…。と、考える人がほとんどではないでしょうか。

 

 ブラッシングというのは本来、キューティクルを整えたり(髪の艶を出したり)、長くて絡まった髪をほぐす、ということが目的、使用するものなのだと思います。確かに、埃やゴミを落とすことは、シャンプーの泡立ちに関係することもありますが…。昔は、シャンプーする習慣なんてなかったでしょ?と言いたい。シャンプーを毎日する習慣は、昭和の後半になってからですよ。

 

 

 ちょっと話がそれましたが…、 実際、予洗いで(お湯だけで)落ちる汚れは、全体の8割ほど、と言われています。

 

 あれ? そんなに? じゃあ、シャンプーいらないじゃん、とはなりませんよ。 頭を洗うということは、髪を洗うことではなく頭皮を洗うこと。余分な皮脂分や固まったものを分解、取り除くため、シャンプーは必要です。この皮脂分を「物理的に取り除くため」、シャンプーの習慣が無かった昔では、ブラッシングを推奨していたものの名残、と考えられます。

 

 乾いた髪に無理にブラッシングかけると、静電気や摩擦でキューティクルを傷めたりしてしまうので、現代では、洗髪時には、「シャンプーブラシ」を併用してね、というのが自然でしょうか。あら。

 

手順と所要時間

 では、手順について。

  1、ブラッシング(必要な方のみ) ;数分

  2、予洗い(38℃~程度の肌に刺激の少ないぬるま湯) ;2~3分 ⇒ 丁寧に。

  3、シャンプー(手のひらで十分泡立ててから!頭皮に直接つけない!) ;2~3分 ⇒ 頭皮の揉み洗い

  4、すすぎ(もちろん、ぬるま湯で) ;5~6分 ⇒ 一番大事!!

 

 すすぎが十分できていないと、頭皮に残ったシャンプーが皮脂や汗と反応して臭いの原因となります。ふきでものの原因となることも。髪の長さにもよりますが、すすぎは時間をとってしっかりと行うこと!!

 

 

 以前簡単に紹介していますが、上記のことからしても、シャンプー時間は10分くらい?としても、お湯を出しっぱなしにすると、毎日約100リットル(2Lペットボトル50本くらい)使っていることになりますね。一つの参考に。

 

 実際、もっと時間かかってるよ、という方は、この機会にぜひ見直しを。マイクロバブルシャワーヘッド一つで、短時間で良い効果が得られれば嬉しいもの。毎日の習慣による、ちょっとした差が大きな違いを生みますよ。

 

 健やかな髪と頭皮の維持を!!

この記事を書いた人

佐藤 嘉

研究者、エンジニア、発明家。博士(工学)。岩手大学大学院、東北大学大学院修了後、同大学金属材料研究所の研究員を経て帰郷。 地元民間企業を経験した後、地元の私立・県立工業高校、国立高専で教鞭を執る。専門は材料工学(金属、粉末冶金)。 現在、技術コンサルタント業などフリーランスとして活動する傍ら、マイクロバブル関連技術の啓蒙活動をはじめ、これらの設計・製造・開発業務を行う。他、3Dプリンターを駆使した製品の製造を手掛ける。 山形県鶴岡市在住。日本金属学会会員。日本高専学会会員。

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