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インスリン様成長因子1(IGF-1)

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 専門的な内容なので、少し毛嫌いする方も多いと思いますが…ここまでのマイクロバブルの話しとしては、切っても切り離せない要素なんです。研究途中ではありますが、かなり重要な内容です。

 

インスリン様成長因子1(IGF-1)とは?

 免疫を強くする、とか皮膚の代謝を上げる、とか、なぜ微細気泡(マイクロバブル)が様々な事象に対して良いか、と言われている理由の一つとして、この「インスリン様成長因子1(IGF-1)」が関係していると言われています。聞き慣れない言葉ですよね。

 

 インスリン様成長因子1(IGF-1)とは、簡単に言うと動物の成長をつかさどるホルモンのことです。皮膚の知覚神経を刺激して、細胞の成長に不可欠であるこれらが生み出されます。マイクロバブルには大量のマイナスイオン(-)が発生すると言われていますが(湯船につかると、皮膚表面に大量の細かい泡が付着しますよね!!)、その原理はマイクロバブル発生時の静電摩擦作用(静電気の発生容量は方式により異なる)です。ほこりやちり、皮膚表面の皮脂汚れなどのプラス(+)イオンを持つ生物の表面と結合しやすい特徴があります。

 

 
 

 今でもいろいろな研究がなされていますが、若さを保つ秘訣として、重要な要素と言われています。

 

 動物の成長や発達には、様々なホルモンが必須であることが明らかにされています。その一つ「インスリン様成長因子(IGF)」は、卵や精子の形成、受精卵の発生、生体の発達・成長・成熟、物質代謝の調節、老化の抑制など、一生にわたって重要な役割を果たすホルモンです。身近な例として、イヌには様々な大きさがありますが、IGFをたくさん分泌する犬種ほど大きいことが報告されています。

 

東京大学大学院農学生命科学研究科 研究成果より

https://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/2012/20120905-1.html

 

 マイクロバブルによる生理活性化作用、とでも言いましょうか。まだまだ謎の多い技術ではありますが、少なからず、使用してみていろんな効果が期待できそうです。ご自宅で簡単にケアできる点は、嬉しいものですね。

 

 もっと詳しく知りたい方はコチラ。

 

http://lifesciencedb.jp/dbsearch/Literature/get_pne_cgpdf.php?year=1996&number=4103&file=M4a64kF8q/d2Pk8hjmIs7A==

この記事を書いた人

佐藤 嘉

研究者、エンジニア、発明家。博士(工学)。岩手大学大学院、東北大学大学院修了後、同大学金属材料研究所の研究員を経て帰郷。 地元民間企業を経験した後、地元の私立・県立工業高校、国立高専で教鞭を執る。専門は材料工学(金属、粉末冶金)。 現在、技術コンサルタント業などフリーランスとして活動する傍ら、マイクロバブル関連技術の啓蒙活動をはじめ、これらの設計・製造・開発業務を行う。他、3Dプリンターを駆使した製品の製造を手掛ける。 山形県鶴岡市在住。日本金属学会会員。日本高専学会会員。

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